一口にリフォーム会社といっても実態は様々 それぞれ得意な工事と不得意な工事がある。
リフォーム工事は千差万別、内容にあった業者を見極めよう
悪徳業者問題を見抜くコツでは、リフォーム業には、許可・資格・届出など一切不要と書きました。住宅の新築とは違い、普通のリフォーム業には許可や資格は必要ありません。契約金額が500万円未満ならば工事ならば許可なしで出来ます。建築構造を考える必要はないので素人でも出来るのが怖いところです。建築構造について無知な業者が家の重要な部分をいじったら… 恐ろしいところです。
悪徳業者じゃなくても、専門外の工事をしてしまう業者も多いようです。それでは後々に不具合が出ることになります。
やはり、リフォーム内容に合わせて、専門の業者やその工事が得意な業者に頼みたいものです。
「総合リフォーム」、「リフォーム全般」、「トータルリフォーム」等をウリにしている業者もありますが、全面的に信じてしまうのは危険でしょう。多種多様なリフォームの全てについて完壁に対応できるリフォーム業者はいないと考えるべきです。業者に話を聞けるのなら「そちらではどういったリフォーム工事が多いのですか」と聞くのがベストだと思います。施工事例などで実績を確認すれば、業者の専門分野、得意分野を見極めることが可能です。また、次の方法でも業者の得意分野を推し測ることができます。
室内の改装でデザイン重視なら、インテリアコーディネーターやプランナーがいるところが一つの目安
間取りの変更を伴うなら、建物の構造・工法を熟知している工務店や専門店を候補に
キッチンや風呂などの水まわりは、設備系メーカーの系列店に強みがある
マンションリフォームは特有の制約が多いので、マンションでの実績が多く得意にしている業者を選ぶべき
建物の構造・工法、法律の規制によってはできないリフォームもあります。そうしたことにもしっかりと配慮・対応できる業者を選ぶことが重要です。
●工事内容の得意・不得意だけでなく、業者の施工管理体制も見極めよう。
実際の施工管理を行わず、下請に丸投げして任せっ放しにしてしまう業者も決して少なくありません。こうした場合、工事の品質の問題が生じやすくなりますし、問題が発生した時も責任の所在が曖昧になります。迅速な対応も期待できないでしょう。
トラブルとクレームは現場の施工管理から発生することがほとんどです。有能な施工管理者のもと、しっかりした施工管理体制を敷いている業者が安心です。業者から話を聞く場合、どういった施行管理体制なのかも必ず質問して下さい。
リフォームの成功度合いは貴方の満足度によって決まります。積極的に利用者の声を集めてサービス向上に活かしているかも見極めるポイントとなります。ただし、良い事しか書いてないアンケートや声は自作自演だったり、広告屋さんが作った可能性もあります。